2016年07月26日
ニキビのできる場所!
ニキビのできる場所によって異なる原因を特定しましょう。
10代の若者だけでなく、大人にもニキビで悩んでいる方が多くいます。
とくに大人ニキビは一度治ったと思ってもすぐにまた同じ位置にできてしまう傾向があり厄介なものです。ニキビが治りにくい理由の一つに、できる場所によって原因が異なるということがあります。
原因が違えば、原因に合った治し方をしなければニキビはいつまでたっても改善しないでしょう。ニキビを治す上で最初に行うのは、原因の特定ということです。
背中ニキビの原因とケア
ケアがしにくい背中。背中ニキビの原因や正しい治し方を知り、適切なケアを行いましょう。
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Tゾーンにできるニキビの原因と治し方
眉間から鼻にかけてのいわゆるTゾーンもニキビができやすい場所で、思春期でも大人になってからでも、多くあらわれます。
思春期のTゾーンにできるニキビの原因は、皮脂の過剰な分泌がほとんどです。Tゾーンは顔の中で皮脂の分泌量の多い場所なので、新陳代謝の良い若い世代はどうしても皮脂が過剰になってしまいます。
鼻ニキビ
また、鼻は毛穴の大きさが他の場所よりも大きめだということもニキビができやすい原因となります。大量の皮脂が毛穴の内部に詰まってしまうため、細菌が繁殖しやすく、炎症も起きやすくなってしまいます。鼻にできたニキビは目立つので指でいじったり無理やり潰してしまったりする人も多いですが、これは絶対にやめましょう。ニキビは刺激を与えるとより炎症が進んでしまうことがありますし、潰すと周囲にも原因菌が飛び散ってしまい、新たな炎症の元になってしまうからです。鼻にニキビができてしまったら、無駄に触らずにしっかりと洗顔を行いましょう。
大人になってからのTゾーンニキビはメイクが原因のことが多いです。先程も言ったように鼻の毛穴は大きく深いため、メイク落としをしっかりとしたつもりでも実は毛穴の中に残っているということがよくあります。そのようなメイクの残りが皮脂に混ざって酸化し、角栓となって炎症を引き起こすのです。ですから、メイク落としをしっかりと行うことでニキビが治ることがあります。
口の周りや顎(あご)にできるニキビの原因と治し方
口の周辺や顎(あご)、フェイスラインに沿った場所はUゾーンと呼ばれます。本来、この場所は皮脂腺の数が顔の他の部位と比べても少ない場所で、皮脂の量は少なめの場所です。そのため、過剰な皮脂が主な原因となる思春期のニキビはあまり見られませんが、逆に大人ニキビの好発部位になっています。
Uゾーンニキビ
Uゾーンニキビの主な原因はホルモンバランスの崩れです。特に女性の場合は生理になるとこの場所にニキビができるという人が多くいます。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類がありますが、生理の時期にはプロゲステロンが優位になります。このプロゲステロンには皮脂の分泌を促す作用があるため、普段は皮脂の少ないUゾーンにも大量の皮脂が分泌されるようになります。これがニキビの原因となるのです。ですから、Uゾーンのニキビを改善するためには、ホルモンバランスを上手に調節する必要があります。
ホルモンバランスの崩れ
ホルモンのバランスは睡眠不足や過剰なストレスによって起こります。冷え性もホルモンのバランスを崩す要因となるため、温めのお風呂にゆっくりとつかるのが効果的です。それでも改善しないという場合には、医師の診察を受けホルモン治療を受けるのも1つの方法です。
余談ですが、以前はこの部位にできるニキビのことを思われニキビと呼んだりしました。 誰かがあなたのことを恋焦がれている時にできるニキビという意味です。これは恋愛をすることで精神が不安定になり、ホルモンのバランスが崩れたりすることでニキビができるのが原因ではないかと言われています。
背中にできるニキビの原因と治し方
ニキビは顔以外の場所にも見られます。
顔以外の場所で好発部位とされるのが背中です。背中にできるニキビも顔にできるニキビもその発生のメカニズムに変わりはありませんが、その原因は様々で特定が難しいのが特徴です。また、自分の視界に入らない場所なので、痛みを感じるなど、ある程度進行してからでないと発見が難しいのも特徴です。
できてしまった背中のニキビの治し方ですが、基本的には部位を清潔に保つということが重要になります。背中は洗いにくいので、入浴時には意識して背中を洗うように心がけましょう。この際、硬いタオルを使うのは避けた方がいいでしょう。肌への刺激が強すぎて、症状を悪化させてしまう可能性があります。できれば柔らかめのタオルを使い、十分に石鹸を泡立てて優しく洗うようにしましょう。さらに、石鹸やシャンプーの成分が残っていると肌に悪いので、しっかりと洗い流すようにしましょう。
普段の生活でも背中を清潔に保つことが大切になります。背中は汗をかきやすいので通気性の良い素材の服を着たり、布団や毛布など背中に触れるものはこまめに洗濯をしたり、雑菌が繁殖しないように心がけましょう。